こんにちわ。

営業設計の渡邊です。

「栃井建設の家づくりセミナー②」ということで、前回の続き、

自然の風と光を最大限生かした住宅計画についてお話をしましょう。

キーワードは『庇(ひさし)』でしたね。

住宅を建てるに当たり、皆さんはどの方角の太陽の光を一番に考えますか?

そうですよね、もちろん南です。そこで考えていただきたいのが、この南の自然光の有効利用なんです。

これがいわゆるパッシブ設計に繋がります。

自然光を最大限に利用することで、家を明るくできることと、温かさを取り込みます。

実際に、太陽の熱を家に取り込むことで、室内の室温が上がり、また熱を蓄えることで省エネになりますよね。だから太陽の光を足りこむことが大切なんです。

これは皆さん当たり前に思われますよね??

では逆に、現在の断熱性の高い住宅において、冬はこれで間違いないですが、では夏は同じことをしてしまうと逆に熱がこもって暑くなりますよ!?

最近言われる、夏涼しくて、冬暖かいというフレーズですが、意外にとても難しいことだと思います。

でもしっかり計画された住宅であれば、これが実現可能です。少なくとも冬暖かくする+夏は暑くなりにくい計画をするが適切だと私は考えます。

詳しくお話していきましょう。

では、その夏暑くなりにくい計画とは?!

ここでポイントがひさしなんです。

皆さん、夏と冬で太陽の高さが違うのはご存知でしょうか??

これはある地域のデーターですが、こうしてエリアごとに見ていくと太陽の夏と冬の太陽の高さがデーターとしてあります。

これを基に、庇の出を調整することで、夏には建物内に直接太陽の熱が入らないように庇で遮る。

冬は十分に取り入れられる庇の出を考える。

こうすることで、夏と冬のそれぞれの希望を叶えることが出来ます。

これがパッシブな計画ということです。