お客様との打ち合わせの際に、早い段階で資金計画を立てることが多いですが、その際に銀行ローンでどのくらい借りられるかというご相談を受ける場合があります。これは金融機関によって少しずつ違いはあるものの、おおよそ税込み年収の1/4程度を1年間の返済原資とみなし、これに返済年数をかけた金額から、利息合計を引き算した金額が借入限度額ということになります。

今は金利が大変低い時代で返済比率が低くなる傾向がある事から、借入ができないという話は少ないかもしれません。しかし現実的に毎月返済する話となった場合、借入に対する利息の割合は、金利0.5%の場合8.3%程度、金利1%の場合15.7%程度、金利2%の場合28.1%程度となり、金利上昇に対する返済リスクが高くなります。万が一ローンが難しいけれども一応OKになったというケースであれば、金利は変動ではなく固定金利にしないと、金利が上昇した場合、返済不能に陥る可能性が高いので注意しましょう。